新宿トライアングル
だったら答えなんていらねーよ。
決まってんだろ?
「留美になれるんだったら……してくれよ」
優亜の隣。
当たり前のように無邪気に笑って、優亜を独占した留美に……俺はなりたい。
「目を閉じなさい」
何か、温かいものに包まれたような気がした。
肩に婆さんの手の感触を覚えて、全身をビリビリと電流のようなものが駆け巡った……その瞬間!!
俺は気を失い、その場に倒れこんでいた。
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