新宿トライアングル
そのままメイクをされ、デカイクローゼットから適当に選んだドレスを着ると……
おぉ!!鏡の中にキャバ嬢留美がいる。
さっきまでもそれなりに可愛くはあったけど、こうして比べると全然違げー。
化粧って凄いんだな。
そんな留美の名前が入ったロッカーには、名刺と小さなバッグ。
過去に営業で行ったキャバの様子を思い出しながら……俺は黒服に従うことにした。
それにしても……この甘い香りはなんとかならないものなのか。
控え室から早々に退散すると、俺は待機場所であろう席の末端に座った。