新宿トライアングル



「俺は優亜に抱かれたかったんじゃねぇ……抱きたかったんだ」



……えぇ???



考えてみれば……でも、まさか。



私が私に戻る日なんて来ない筈だった。



だけど……苦しそうに冬弥が口にした言葉。



それは



「戻してくれ」



だった。



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