新宿トライアングル



今なら……ひょっとして。



湧きあがってきた感情に動かされるように、俺は……自分でも驚くようなある言葉を口にしていた。



それを聞いた留美は、一瞬強張った表情をした後に



まだ、そんな表情が残っていたのかと呆れるぐらいの笑顔で、首を縦に振った。



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