新宿トライアングル



「お疲れサマでした!!」



仕事を終えると速攻で着替えて走っていく。



「留美ちゃん彼氏でも出来た??」



「そんなんじゃないですよ~」



言いながらも、にまにまして頬は緩みっぱなしだ。



開いた携帯に残る文字。



【昨日はありがとう。またいつでも遊びに来てな  冬弥】



だよ?



冬弥の携帯から、私の携帯にメールが来てる。



繋がってる。



それが……本当に幸せなんだ。



< 76 / 216 >

この作品をシェア

pagetop