新宿トライアングル



せめて、ライクであって欲しい。



二人はずっと一緒にモデルをやってるし、尊敬してたり、慕ってたとしても不思議は無い。



でも、嫌な汗が背中を伝う。



恋してなかったら気付かなかった。



大好きな人だから……分かってしまった。



「優亜さん、忙しそうだね?」



「そりゃ、No.1だからな」



そう言いつつも、寂しそうに綺麗な睫毛を揺らす姿さえ……私には綺麗に思えてしまうよ。



< 86 / 216 >

この作品をシェア

pagetop