新宿トライアングル
そんな……昇華のふかふかした椅子にも慣れてきた。
本当に、毎日来ていたらいくらなんでも破産してしまうと思うけど、今は1週間見極めるって決めたから。
「留美さ、本当に無理してない??」
「うん!大丈夫。今週はね、ちょっとヒマなの。だから毎日来るね♪」
心配かけないように笑顔で答える私に、冬弥も頭を撫でてくれる。
この手……私のものに出来たら、幸せなのにな。
せめて、今だけは私を見てて?
こんなに想ってる気持ちに……気付いて?