魅惑のキスネコ!【完】
”ポパイ君よ!
あんなイケメンのイトコいるなんて
なんで早く言ってくれなかったの?
彼ってさ、もしかしてハーフ??”
アリサはいつもの調子でよく喋る。
状況についていけないんですけどっ!
「落ち着いてよアリサ。
なんでその・・うちのイトコの事知ってるの?」
”あ、やっぱ隠してたんだ!”
「それはいいから」
”偶然知り合ったのよ。
話してたらカナのイトコって言うから
びっくりしちゃって!
ねぇ、いいでしょ?
今からそっち行ってもいい?”
「ええっ!
いや、別にいいけど・・。
イトコは来るかわかんないよ?」
実際は来るどころか
リビングに居るけど。
”またまたぁっ
毎日カナんちでごろごろしてるって言ってたもん。
じゃ、お昼過ぎくらいに行くから!
またあとでねー!”
ガチャッ
ツー・・ツー・・