魅惑のキスネコ!【完】
「・・・え?何?
俺、なんか変な事言った?」
アリサの顔を覗き込むポパイの視線に
アリサは頬を赤く染めながら
嬉しそうにポパイの腕に自分の腕を絡める。
「今の人、私たちが付き合ってるって思ったみたいっ」
「え!」
アリサの言葉に驚くポパイ。
さぁ、どんな反応する!?
アリサと一緒になって
ポパイの言葉を待った。
ポパイはちらっとあたしを見る。
あたしはつい視線を逸らした。
「いいんじゃない?
俺は気にしないよ」
さらっと言うポパイにアリサは嬉しそうに微笑んだ。
あたしはなんだかバカらしくなって
グラウンドに視線を向ける。
いつの間にか、試合は始まっていたようだ。