魅惑のキスネコ!【完】
二人で荷物を家に運び込み
ちょっと休憩。
あーでも洗濯もの入れないと。
「あ、俺洗濯物入れるよ。」
あたしの視線を察して
ポパイが立ち上がった。
「え!本当?
ありがとポパイ。」
素直に喜びお願いした。
ポパイがお手伝いなんて珍しい。
雨が降るかも。
「あ、そういえば。」
洗濯物をソファの上に下ろすポパイを呼び止める。
「え?」
「ねぇ、サヤカちゃんって覚えてる?」
「え・・?」
「ほら、前に一回会ったじゃない。
ジンの妹の。高校生の子。」
「あぁ、
うん、覚えてるけど
どうしたの?」
「サヤカちゃんがね
今度4人で出かけないかって。」
「え。4人て・・。
ジンも?」
「うん。」
「・・・。」
出た出た・・
ポパイのジン嫌い。
「大丈夫、4人だし。
ジンにはサヤカちゃんもいるし。
ね?」