魅惑のキスネコ!【完】
「てか・・
それサヤカちゃんが言い出したの?」
「え!なんで分かったの?」
「なんとなく。
変なメンバーだし
カナやジンじゃないなと思って。」
「うん。まぁそうだけど。
ていうかね、
サヤカちゃんポパイの事が
気になるみたいだよ?」
ジンには秘密って言われたけど
ポパイに秘密とは言ってなかったから
いいよね。
にやっとしながら言うあたしを
ポパイはじろっと睨む。
「だから何?」
「いや、だからかなーと思って。
4人で出かけようって言い出したの。」
「興味ない。
ていうか、ありえない。」
「まぁまぁ、
別にそういうつもりじゃないし。
ただみんなで出掛ける事になってるから
よろしくねって話」
ポパイの気に障らないように
やんわりと報告だけすます。
ポパイは俯きながら
なにやらイライラとしているようだった。
でもさ、ポパイ。
あたしはやっぱり
ポパイと結婚とかそういうの
できないから。
こうやって少しずつでも
他に興味持っていって欲しいんだよ。