魅惑のキスネコ!【完】

ピンポーーン




出掛ける直前、
靴を履こうとした瞬間
ドアベルが鳴った。

そのままドアを開けると
郵便やさんだった。


「おはようございます、郵便です。」


「あ、ハイ・・。
えっと・・判子・・」


ぽんっ


「はい、では確かに。
ありがとうございましたー」


「ご苦労様です。」

ぱたんっとドアを閉める。

大きな封筒。
そして結構重い。


なんだろう、コレ。

宛先は・・

有馬佳奈様

あたしだ。

そしてその隣には
大きく赤い字で
「親展」
とあった。

親展って。。。

不思議に思い
封筒をひっくり返し
差出人に目を向けた。

住所は書いてない。
名前だけあった。

”荒垣瞬”

あらがき・・しゅん・・


えっ・・


シュン!?


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