魅惑のキスネコ!【完】

「・・・」

「・・・」

「・・・」

「・・みゃー」


変わんないじゃんッッ!!


「もおおっ!なんで変身しないのッ!」

あたしはぽいっとポパイを床に放した。

ポパイはそのままシュタタタタっとドアの隙間から逃げていく。

あれ。さっきまで閉まってたのに・・?
ハッとして見上げると、なんとそこにはジンが立っていた。

「・・カナ、なにしてんの・・?」

「!!!!!!」


みっ見られたッ!!
あたしは恥ずかしさとまずいところを見られた事で顔が真っ赤になる。


「いっいや、これはそのッ・・!」

なんて説明したら・・


「ぷっ・・あははははは!」

ジンが堰を切ったように笑い出す。

「っえ・・」


「あはははは!カナまじで意味わかんないっ!
変身とかっ!ポパイは化け猫かなんかか??
あはははは」

あぁっ・・
まぁ。そういう反応になるよね・・

あたしはちょっとホッとしながらえへへ・・と笑った。


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