魅惑のキスネコ!【完】
えさに夢中でぱく付くポパイを撫でながら
あたしはポパイに話しかける。
「今日は練習遅くなるんだってー、
寂しいねぇ、ポパイ。」
ポパイは、振り向きもしない。
いつもの事だからそのまま独り言を続ける。
「ポパイがせめて犬だったら
一緒にお出かけできるのになぁ。」
あたしはため息をつきながら
首を傾げた
「あ。そうだ。
ネコ用のリード買ったら
お散歩できるかなぁ。
アリだよなぁ」
ポパイはチラッとあたしを見ると
そのまま立ち去ってしまう。
「あ、もうゴハンいいの?
・・よいしょっと。
あたしもゴハンたーべよ。」