魅惑のキスネコ!【完】

ポパイが食べ終わるのを待ってファミレスをでる。

最初から最後までなんだか注目浴びてて居ずらかった・・。
正確にはポパイが注目浴びてたんだけど。


当の本人は気づいてるのか気づいてないのか
相変わらず飄々としている。

「ポパイはさ
もしあたしがこの後キスしなかったら
そのまんま一生人間なのかな?」

なんとなくそう思って聞いてみる。

ポパイは何も言わずに”さぁね”という仕草をした。


「もしそうなら・・・
ポパイ、他の女の子みつけたら・・?」

ポパイがその瞬間、ギロりとあたしを睨む。

「何それ。」

低い声にあたしはびくっと固まってしまう。

「だ。だって。
さっきのレストランの子だって
ずっとポパイの事見てたし・・。
ポパイ、きっとすごくもてるよ?」

「俺はカナがいいんだ」

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