魅惑のキスネコ!【完】
ジンが見えなくなるまで手を振って
リビングに戻る
リビングにはポパイが
あれ?いない・・?
はっとしてキッチンに入ると
「あっ」
今まさに、お弁当のあまりの玉子焼きを
口に入れようとしているポパイと目が合う。
「こっ・・コラー!」
怒って見せると
ポパイはそれをぱくっと口に入れ
空いた手でウィンナーを摘み
あたしの横をするっとすり抜けた。
すばしっこいやつめ。
気を取り直して
あたしとポパイの朝食の準備をする。
お弁当の残りと、お味噌汁にゴハン。
あと冷蔵庫の残り物。
なんだかまとまりないけどまぁいいよね。
ソファで寛ぎながら
ウィンナーを口に入れるポパイの元に運ぶ