魅惑のキスネコ!【完】
えっ・・・
答える前に、ポパイはあたしの首元に腕をまわす。
後ろからギュッと抱きしめられた。
「ちょっ・・ポパイっ」
筋張った腕、男の子の匂いに心臓が飛び跳ねる。
耳元にポパイの息遣いを感じて
自然と身体が反応してしまう。
「くっくすぐったいから離れてっ・・」
慌ててその腕から逃れようとしたけど
解くことができない。
全然力なんていれてそうもないのに。
「だめ。離さない」
そっと耳にキスをされる。
「ひゃっ・・!!」
ビクッと身体が撥ねた。
慌ててその耳を手でガード。
「ちょっ!やめてよポパイっ・・!」
「やだ。」
ポパイはその手の上にまでキスをする。
ッ・・!
「や・・やめてっ・・」
「カナ顔赤いよ?どうしたの?」
ポパイが目を細めてあたしを見てくる。
「---ッ・・」
どうしよう。
どきどきしすぎて動けないよっ・・