魅惑のキスネコ!【完】
目の前には絨毯の繊維と横に見えるテレビや家具。
あまりにもポパイが気持ちよさそうに寝てるから
動くことが出来ない。
かといって、眠る事も出来ない。
緊張しているのか目が冴えてしょうがない。
ポパイがゴソっと動くたびに
身体が緊張でこわばる。
仕方ない・・・
携帯でもいじくって時間つぶそうかな・・。
そっと、腕を伸ばしてテーブルの上を手で探る。
小指にコツンと携帯が触り
あたしはゆっくりとそれを手にした。
よかった、すぐみつかった。
「うぅん・・・」
ゴソッ・・
「!!!」
ポパイの手があたしの胸に触れた。
ちょっ!
どこ触ってんのよッ!!
あたしは携帯を落としそうになりながらも
慌ててポパイの手をずらす。
「むにゃむにゃ。。」
・・・・・
・・・わざとだったら絶対許さん。
あたしは脇をギュッと締め
携帯でネットサーフィングをはじめた。