シロップ×シロップ  【完結】
「ね〜」
ガングロギャルが、目の前でパフェを食べてる、メザイクをバリバリに決めた女の子に
「うちら、あの店に入れるのいつだっけ?」
と、ガラス越しに骨董品店を見た。

「来月だよ。覚えとかないと他の女に順番とられるよ?」
あきれた様に答えるメザイク

― ユイに迷惑をかけないため、店に客として入るのは当番制になっていた

「遠いな〜」

「しょうがないじゃん」

「ま〜ね〜」
ため息をつき、再びガラスの向こうに目を向ける
「・・・・・・ッ!!?」

― 制服姿の女子高生が、骨董品店の看板を見上げていた

 
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