シロップ×シロップ  【完結】
安間は遠慮がちに言った
「これだけの人間が店に乗り込み、万が一、売り物を壊したら・・・ユイくんが困ると思うんです」

― 暴動寸前だった女豹たちの動きが、ピタリと止まる

「ターゲットが出て来るのを待つ・・・それが一番では?」

「・・・・・・その通りね」
婦警は銃をホルスターに戻した

他の者も全員、感心した様に安間を見つめる

「では、とりあえず持ち場に戻りましょう」
彼女はニコリと微笑んだ






「今度はリオたちも連れて来るね♪」
奈美は店の出口で振り返った

「悪かったね、在庫整理手伝ってもらって」

「面白かったよ♪じゃね」
軽く手を振り、扉を閉めた
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