シロップ×シロップ  【完結】
「だめだ・・・」
喫茶店のマスターが、ラーメン屋のテーブルに両手をついた

他の店の人間もみな、くやしそうにうなだれている

「役所の連中、こっちの話にまったく耳を貸さないんだ。もう決まった事だからと・・・」

「そ、そんな勝手なッ!?」
ラーメン屋のおカミが口に手を当てた

「もう工事に取りかかってるらしい。なんでこんなにイキナリ・・・」

「あ・・・あたしらは!?あたしらこれからどうやって生きていけばいいのさッ!?」
ヒザをつき、泣き出すおカミ
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