シロップ×シロップ  【完結】
「ねぇねぇ、お客さんも食べていくかな?」
奈美がイスに座りながら聞いた

「すすめてみよう」
ヒロキはリビングに続く扉を、意味ありげに見つめた





「ずっと監視してたんですね・・・」
ユイはコップをテーブルに置いた。

「・・・御前は心配なんだと思います。ユイ・・・いえ、新一さんのご両親が亡くなり、残った肉親はアナタだけだもの」
安間は申し訳なさそうにうなだれている

「ボクは、自分の力で生きていくって決めたんです」
静かに、でも力強い口調のユイ
「お爺ちゃんの様にはならない」
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