シロップ×シロップ  【完結】
なんだか安心している様にみえる。

これ以上、実家の話をするのがイヤなんだろう

(・・・今日は終わりですけど、もうしばらく、我慢して下さいね)

安間はカバンを手に取ると、玄関に向かった

みんなが見送りしてくれる

― 奈美と目が合った

会釈すると、ぎこちなくおじぎを返してくれる

扉を開け、外に出ると夜風が冷たかった
(もう秋ね・・・)
住人達に手を振り返すと、安間はパタンと扉を閉めた






(アドレスだ・・・)
奈美は自分の部屋で、渡されたメモを広げていた
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