シロップ×シロップ  【完結】
― あの時の安間の目・・・

なんだか助けを求めているみたいだった

(・・・早めに連絡入れた方がいいよな)

事情は知らないけど、困ってるなら放っておけない

奈美は携帯を取り出すと、書かれた番号に電話をかけた

― 三回目のコールで安間が出る
『もしもし、奈美さん?』

「あ、はい。アドもらったんで、さっそくかけちゃいました♪」

相手のホッとする息づかいが聞こえる
『ありがとう・・・実はね』

「はい」

『お願いがあるの!』

やっぱり、と奈美は思った
< 1,073 / 1,191 >

この作品をシェア

pagetop