シロップ×シロップ  【完結】
「ひとつだけ、ユイくんがこのまま下宿できる方法があるの」
安間がコーヒーを口に運んだ
「下宿人全員が、カリスマ性によってユイくんの配下になっていると思わせる事なんだけど・・・」

「なんだってやりますよ?」
奈美が言葉をさえぎった
「そんなジジィの所にユイは返せません!そして・・・」

テーブルをドンッ!と叩く

「商店街の件も、責任取ってもらうやねんッ!!」
怒りのあまり、おかしな関西弁が口を出た

もうショッピングモールは出来てしまっている

商店街の人達は、これからどうやって暮らしていけばいいのか?


― 安間は奈美の燃えさかる目を見て、ゴクリとしていた
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