シロップ×シロップ  【完結】
「よくやったぞ安間ッ!!」
立ち上がると、彼女の元に駆け寄る
「“お爺ちゃんなんか嫌いだ!”と言って出て行ったきり、今まで会おうとしなかったユイが・・・」
感激のあまり声が震えている
「やっと帰ってくる気になったかッ!」

「・・・いえ、会うだけなんですけど」

「なにそれ?」

安間は御前を見つめた
「ユイ様が、現在お住みになっている下宿の管理人が、協力を申し出ました」

「・・・・・・ほぅ」
ニヤリと笑う源一郎
「確か女子高生じゃったな?なかなか気のきく娘じゃのぅ」

「伝えておきます」
安間は頭を下げた
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