シロップ×シロップ  【完結】
「・・・・・・ボランティアの家庭教師よ」

「え、そんなのあるの?」

「・・・あっちゃいけないんですかぁ?」
奈美がほおをふくらませる

「いや、いけなくないけど・・・」

「ユイかわいそぉ〜」
リオが小さくつぶやく


― 室内が重苦しい空気に包まれた

「そっか・・・ユイの奴、苦労してきたんだな」
見ると、ユーシンが少し涙ぐんでいる

「会わせてあげようよ、絶対ッ!」
ナツメが肩を叩いた

「しかし、なぜ俺たちにその話を?」
ヒロキが奈美を見る
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