シロップ×シロップ  【完結】
「いらないよ」
ユイが首を横にふった

「なんでじゃ!?」

「自分で何とかする」
源一郎を見据え
「だからバイトもしてるんだ」
と言った


― ギクリとするアジアの黒幕

「へ、へぇ〜。しっかりしとるの」
お酒をコップにそそごうとし、こぼす

「・・・お爺ちゃんは知らないだろうけど、骨董品店で働いてるんだ」

「ありゃま。それは重労働じゃの〜」

「接客だからそれほどでもないよ。それに店の人もいい人だし」

「ふ、ふ〜ん」
ユイから視線をそらす源一郎

― あきらかにキョドっていた
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