シロップ×シロップ  【完結】
ユーシンは自分の布団をかつぐと、ユイと共に階段をはさんだ向かいの部屋・・・
四葉のクローバーの扉へと歩きだした

「でも、ほんとに寒いよね」
両腕を抱える様にこするユイ

「・・・・・・寒いはずだぜ」
ユーシンが立ち止まり、窓の外を見つめた

ユイもつられて見る
「えッ!雪ッ!?」

窓際に駆け寄る2人

真っ暗な空から、小さな白い粒がヒラヒラと舞い落ちていた

思わず顔を見合わせる

「つもるかな♪」

「せっかくだから、ドカンと降って欲しいよな♪」


外灯に照らされた雪のカケラ達が、なんだか幻想的に見えた
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