シロップ×シロップ  【完結】
ドゥルンッ!!ドゥルルル・・・

ユーシンはバイクのエンジンをかけると
「俺と、後ろに乗ってるお前の間にリオを乗せる。しっかり抱っこしてろよ!」

「わっ、わかった!」
リオを抱える形で、ユーシンの腰に腕を回す

「大丈夫か!?」

「なっ、なんとか!」

「行くぞ!」

ひときわ大きな唸りをあげると、バイクがすごい勢いで発進した

爆風と共に、リオの荒い息が耳元にかかる

(そういえばリオ、昨夜なんか元気なかった・・・)

あたしは、気付いてあげられなかった

管理人なのに

(・・・ずっと、一人で我慢してたんだね)


「ごめんね、ごめんねリオ・・・」
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