シロップ×シロップ  【完結】
病院に着くと、ユーシンはリオを抱え、入り口の扉をドンドンと叩いた

「・・・っかしいな。いつもは遅くまでやってるのに」

小さな個人病院だ

診療時間が終わっていても不思議はない

「おい!病人なんだ!開けてくれ!」
なおも扉を叩くユーシン

「もっと大きな病院に連れて行った方がよくない!?」
あたしが言うと
「遠い。この医院なら自宅と直結してるし、必ず出てくる!」

さらにドンドンと叩くと・・・

「・・・え〜い!うるさいわっ!」
中から怒鳴り声がした

(ほんとだ!)
あたしも、ユーシンと一緒になって扉を叩く
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