シロップ×シロップ  【完結】
「あ、おかえりヒロキ」

車の音を聞いたのだろう、玄関でユイが出迎えてくれた

「リオの容態は?」

もう23時を回っている

面会には行けそうもない

「大丈夫みたい。・・・・・・なんで知ってるの?」
ユイが不思議そうな顔をする

「ユーシンからメールで、リオが入院したと」

「うん。だけど単なる風邪だって。明日には戻って来るよ」

「・・・・・・・・・。」

「どうしたの?」

「・・・いや」
ヒロキは軽く手を振ると、ベランダに向かった

「ご飯は?」

「一服してからにするよ」
ガラス戸を開け、煙草に火を点けた
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