シロップ×シロップ  【完結】
「遅くなってごめんね」
ユイが申し訳なさそうに言った

「ぜっっ、全然大丈夫です!!」
咲子が、首をブルンブルン横に振る

(今朝、ちゃんと起こしに行けばよかった・・・)
奈美が
「・・・先生に怒られた?」

「いや、理由を聞かれただけで済んだよ」

「ははっ・・・よかった」
胸をなで下ろす

「そうだ!帰りにお茶したいんだけどいい?咲子が美味しいお店見つけてくれたんだ♪」

「へぇ〜、もちろんかまわないよ」
ユイが咲子を見て微笑む

「!!!」
一瞬の硬直の後、咲子はふらふらとその場に倒れ込み
「も・・・死んでもいい」
と、つぶやいた
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