シロップ×シロップ  【完結】
[Cafeキスミス]


壁や扉がピンクで統一されている店内は、甘い物好きな女の子達でにぎわっていた

ユーシン奥さん(仮)含め、四人もテーブルにつき、オーダーしているのが窓越しに見えた

「とりあえず・・・」
あゆむがあくびをしながら
「ここで、出てくるの待ってようぜ」

こんなかわいらしい店に、男二人で入る勇気はない

「・・・いや、中に入って奴らの会話を聞く」

「はいぃッ!?」

弐社が、ツカツカと入り口に歩み寄る

自動ドアが開くと、振り返り
「・・・行ってこい。あゆむ」

「やだよッ!!」
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