シロップ×シロップ  【完結】
「そ、そうそう。だから転校初日は案内してもらったんだ」

「へぇ〜」
美優がホッとした様な表情を浮かべる

「・・・そうすると、将来、あたしも奈美と親戚になるのか」
隣で咲子が、ブツブツひとり言を唱えた

(・・・う〜ん)
弐社が指をアゴに当てながら、美優を見つめた
(間違いないな。惚れてる)
眉間にシワを寄せる
(しかし、ユーシンのどこに不満が?だいたい子どもまでいるクセに・・・)

完全に一人の世界に入っている弐社を見て、友里があゆむに聞いた
「・・・さっきから、隣の子みてるけど、知り合いなの?」
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