シロップ×シロップ  【完結】
「まさかユーシン、歌ヘタとか?」
あゆむがクスリと笑う

「ちげぇよ!つーか、お前等だけで歌えや!」

「・・・わかった。恥ずかしいんでしょ?」
友里がユーシンの肩を叩く

「デュエットだから。二人だから大丈夫だよ♪」

「そういう問題じゃなくて・・・」

その時、自分を見つめる視線に気づいた


― 奈美だった

目を輝かせている

その目は『恥ずかしいんでちゅか?』と問いかけている様だった・・・

(あっ・・・あいつ・・・!!)
ユーシンが、唇を小刻みに震わせる

室内に、ナツメとユイの綺麗な歌声が響きわたった
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