シロップ×シロップ  【完結】
「・・・足が悪いんだね」

椅子だと思ったのは車椅子だった

リオは、犬とは車椅子をはさんで逆側に座りながら言った

「うん。カトとボールで遊んでたら、あの隙間から・・・」
女の子が、柵が一本抜けた場所を指さす
「どうしようと思ってたの。ほんとにありがとう」

「別にいいよ♪」
リオが少し照れながら笑った

「ワンワンッ!!」
カトがリオに向かって吠える

「カトッ!」
女の子が叱る


― リオは再び、あいチャマンストラップを握りしめていた
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