シロップ×シロップ  【完結】
その頃・・・

〔なぜかっ!一味が奪った三億円のうち、三千万円が消えており・・・!!〕

「三千万かぁ・・・」
奈美がテレビをみながら、力なくつぶやいた

「一割だね・・・」
ユイがぼぉ〜っとしながら答える

リビングの扉が開き、よろめきながらユーシンが入ってきた
「ヒ、ヒロキは・・・?」
お腹がグゥグゥ鳴っている

「いないね〜」
奈美のお腹も鳴っている

「三日連続カップラーメンか・・・」
ユイがため息をつく

「・・・・・・マ、マジかよ」
ユーシンが床に突っ伏し、そのまま動かなくなった

「ヒロキ、罰として五年くらい食事当番ね・・・」
奈美の額に怒りの血管が浮き出ていた
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