シロップ×シロップ  【完結】
親戚の人達は反対してたけど、あたしは賛成だった

おじいちゃんの家なんだし、どう使おうとおじいちゃんの自由だ

電話で、おじいちゃんはいつも楽しそうに、下宿の人達の事を話してたっけ・・・。

「ね!?だいたい潰したら、今住んでる人達はどうすればいいの?パパなら・・・」

「奈美?忘れちゃったの?」
ママが「フゥ〜・・・」と、ため息をついた
「パパ、アメリカ本社に一年間転属が決まったじゃないの」

「・・・・・・え?」
あたしはパンをテーブルの上に落とした

「ひどいな奈美。そりゃパパ忙しくてかまってあげられないけど、忘れるなんて・・・」
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