シロップ×シロップ  【完結】
「新しくできたサ店、パフェが超おいしいってよ!」

「マジ?今から行く?」

商店街を、二人の女子高生が語りながら歩いていた

1人は日サロ常連の様な小麦肌

もう1人は、バリバリにメザイクを決めている

「まって。いま財布確認すっから」
小麦肌の子が、ポケットをゴソゴソ探り始めると、メザイクの子は、プラプラと暇そうに辺りを見回した

「・・・・・・・・・ッ!」


「う〜ん、32円か・・・足りるかなぁ?」
小麦がメザイクにたずねる

― メザイクは目を見開き、どこか一点を見つめていた

「どしたん?」
小麦が視線の先を辿る
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