シロップ×シロップ  【完結】
うつむいてるユイを、ヒロキは弟を見る様な目でみながら
「そうだな、いきなり告白は避けた方がいいな」

「・・・やっぱり!?」
ユイが顔を上げる

「ああ。作戦としては・・・・・・まず、どこか遊びに誘うのが普通かな」

「遊びに?」

「もし誘いに応じるなら脈あり。何度か一緒に出かけて、頃合いを見て告白する」

「こ、頃合いって?」
ユイが真剣な表情でたずねる

「う〜ん、自然に感じ取れると思うよ。女の子の方だって、告白されるの待ってる可能性が高いし。二人の間の空気感でわかるかな」

「へ、へぇ〜」
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