シロップ×シロップ  【完結】
族の一人が、通りの角から顔を出した
『・・・・・・誰だ?その坊ちゃんカットは?』

『誰が坊ちゃんカットかッ!?』
男は怒鳴った後、あたしに視線を移し
『はっ!脅されてんのか(笑)』

『・・・・・・・・・。』
あたしは黙ったまま、うつむいた

『・・・店員にバレねぇ様に、さっさと戻してこい』

『・・・えっ?』
驚いて顔をあげるあたしに
『勇気だして断れよな。見つかったら、全部おめぇのせいになんのわかってんだろ?』

『・・・・・・・・・。』
そんな事くらいわかってる。でも・・・
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