シロップ×シロップ  【完結】
(う〜ん・・・安楽椅子探偵でいくしかないな)

ヒロキは昔読んだ、喫茶店の片隅で、女性警官から話を聞いただけで事件を解決してしまう探偵小説の主人公を思い出していた

(まず、報道された純金シーサーの大きさから言って、島の外に持ち出すとなると・・・)

「ヒロキぃー!この車がいい♪」
リオが一台の車のボンネットをポンポン叩く

「・・・了解」
店員の所に向かい、手続きをする

「ヒロキ、なるべく早くね」
奈美がせかす

「と、言うと?」

「ナツメ達もここに車借りに来るでしょ。チーム分け、やり直しになるとマズいから」
あたりをキョロキョロ見渡す
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