シロップ×シロップ  【完結】
あたしは(わざと)大げさに肩をすくめ「やれやれ」といった感じで首を振った
「下っ端は、辛いわよねぇ・・・」
同情する様に(わざと)ユーシンを哀れむ様に(わざと)見つめた

「??」

「あたしね、眠れなくてずっと起きてたんだけど・・・バイクの音なんて聞こえなかった」

ため息をつく(わざとらしく)

「どこかでバイクを降ろされて、ここまで歩いて来たんでしょう?・・・“その洋服で”」

ユーシンの顔がみるみる赤くなった
「・・・あ、歩きは歩きだけどよ・・・」

「家まで送ってもらえないなんて・・・よっぽどのパシリなのね」
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