シロップ×シロップ  【完結】
午後7時半

ライトアップされた首里城の前に、ユーシンと友里はいた

「遅っせぇなぁ」
ユーシンが、辺りをキョロキョロ見渡す
「まさか、ナツメ達ともはぐれるなんて事は・・・」

「大丈夫だよ。それより見なよ。すっごい素敵♪」

光に映し出された首里城は、幻想的な威厳を漂わせている


『私達は一時間くらい、遅れて到着するから♪』
― ナツメの作戦だった


「ああ。スゲエな」
ユーシンが城に見入る

光に照らされたその横顔を、友里が見つめた
「・・・・・・ユーシン」

「ん?」
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