シロップ×シロップ  【完結】
「あ゛〜〜ッ!」
部屋の扉を閉めると、荷物を放り出しベットに寝転がる

天井を見上げると、首里城でのうつむいた友里の姿が浮かんでくる


― いつもの勝ち気な友里とは、まるで別人だった


族仲間ではなく・・・1人の弱々しい女の子だった


「がぁ〜〜〜ッ!!」
髪の毛をかきむしる

今まで、友里を異性として意識した事など一度もなかった

それがいきなり・・・


(・・・・・・ど、どうすりゃいいんだッ!?)
ユーシンは頭を抱えた
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