シロップ×シロップ  【完結】
美優の真剣な顔を見て、友里は少し目を見開いた
「それって・・・ユイくんに好きな人がいるって事?」

何も答えず視線を外す美優

「・・・・・・そっか。そうだったんだ」
友里はカーテンを開けると、後ろに手を組んだ


窓越しに、埠頭からの光の粒が、キラキラと星の様に連なっていた。

「だから告白しないんだね」

「・・・・・・・・・。」

窓に映る美優の姿を見ながら
「あたしだったら、それでも告白するな」
と言った
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