シロップ×シロップ 【完結】
淡いロウソクの光が、室内を照らし出す
炎の動きとともに揺れ動く、三つの人影・・・
「腹減ったわね・・・」
咲子は、さっきから鳴り響いているお腹を見つめ、数十回目になる同じ言葉を繰り返した
「喉かわいた〜」
リオがつぶやく
さっき地下室にいた時より、はるかにきつく縛られた手首を、もどかしそうに動かす咲子
「奈美、今頃なにか食べてんのかしら?」
舌打ちする
「一人だけ逃亡して」
自分の叫び声で捕まった事も忘れ、おでこに青筋を立てた
― あの後、ヒロキとリオ、咲子の三人は再び地下室に監禁された
炎の動きとともに揺れ動く、三つの人影・・・
「腹減ったわね・・・」
咲子は、さっきから鳴り響いているお腹を見つめ、数十回目になる同じ言葉を繰り返した
「喉かわいた〜」
リオがつぶやく
さっき地下室にいた時より、はるかにきつく縛られた手首を、もどかしそうに動かす咲子
「奈美、今頃なにか食べてんのかしら?」
舌打ちする
「一人だけ逃亡して」
自分の叫び声で捕まった事も忘れ、おでこに青筋を立てた
― あの後、ヒロキとリオ、咲子の三人は再び地下室に監禁された