シロップ×シロップ 【完結】
「たぶん、もうこの建物の中にはいないと思うんです」
ヒロキが買ってきた懐中電灯を片手に、咲子は先頭を歩き始めた
「だから、あたし達も一刻も早く外へッ!!!」
「いや、まだ建物内にいるよ」
あっさりと答えるヒロキ
「さっき、買い物に出た時にわかったんだけど、ここは市街地からそれほど離れてないんだ」
「えっ!?」
思いがけない言葉に目を輝かせる咲子
「奈美がいなくなって数時間経つ。外に出たなら、警察にここの事を伝えてるはず。だが、警察が来る気配はない」
タバコに火をつける
「ま、あの二人組も気付いてるだろうが」
ヒロキが買ってきた懐中電灯を片手に、咲子は先頭を歩き始めた
「だから、あたし達も一刻も早く外へッ!!!」
「いや、まだ建物内にいるよ」
あっさりと答えるヒロキ
「さっき、買い物に出た時にわかったんだけど、ここは市街地からそれほど離れてないんだ」
「えっ!?」
思いがけない言葉に目を輝かせる咲子
「奈美がいなくなって数時間経つ。外に出たなら、警察にここの事を伝えてるはず。だが、警察が来る気配はない」
タバコに火をつける
「ま、あの二人組も気付いてるだろうが」