シロップ×シロップ  【完結】
「仕方ない。俺達もいったん外に・・・」

ヒロキが言い終わらないうちに、出口の方から咲子の声がした

「ち、違うんですッ!私、夜空を見てただけなんですッ!!そういう心境の時、みんなあると思うんですッ!!!」

リオが笑顔で
「あ、お姉ちゃんの声だ」

「・・・・・・・・・。」
ヒロキはリオを抱き抱えると、近くのドアを開けた
「少しの間、ここにいるんだリオ」

「え〜」

「すぐ済む」
リオの頭をなでると、ヒロキは静かに、しかしスゴい早さで出口の方へ向かった
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